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カナダ・トロント

ウォーターフロント・リジェネレーション・トラスト副理事兼主任運営官
テビット・カーター氏

 

司会(井上)では、次の講演に移りたいと思います。次の講演は、カナダ・トロントにございますウォーターフロント・リジェネレーション・トラストの副理事兼主任運営官として御活躍中のミスター・デイビッド・カーターにお願いしたいと思います。
ウォーターフロント・リジェネレーション・トラストは、トロントのウォーターフロントプロジェクトに関連いたします組織でございますが、プロジェクト推進に当たりまして中立の立場で行政と民間の調整をするのを主業務とされているところでございます。その調整力には定評がございまして、種々の具体例を交えていろいろなお話を聞かせていただけるものと思います。
では、ミスター・カーターを御紹介申し上げます。
カーター皆様こんにちは。まず初めに主催者の方々に、その御歓待とおもてなしに心より感謝申し上げたいと思います。また、神戸の方々そして神戸市当局の方々に対しては、震災前に達成された業績のみならず、その後達成された復興に対して心より称賛の言葉を申し述べたいと思います。石渡さんも冒頭でおっしゃいましたように、日本はほかの国からいろいろ学ぶことがあるとおっしゃいました。しかしながら、私のこの何日間かの日本での滞在からしますと、その経験から見ましても、世界各地が日本からまだまだ多く学ぶことがあるのではないかと思います。したがって、日本に来るのはこのたび大変楽しみにしておりました。皆様からも学ぶことが大きいと感じているからです。
また、きょうの午後のプレゼンテーションに関しましては、いろいろな組織についても学びたいということもありました。既に2国から2人の別の立場の方のお話がありましたけれども、私はカナダを代表いたしまして、今までお話のあった方とは違う立場でお話し申し上げたいと思います。
これは、ウォーターフロント・リジェネレーション・トラストという組織でありますけれども、その責任としましてはウォーターフロントの再生事業ということでありまして、オンタリオ湖のカナダ側のウォーターフロントを担当しているところであります。これがトロント市に隣接してあるわけですけれども、トロントは大都市圏でありまして、金融、製造業の中心地ともなっております。
そして、既に石渡さんからもお聞きになりしまたように、私の組織といいますのは調整機関であります。これは確かにそのとおりでありまして、我々はこれまで何日かの問、石渡さんともいろいろ話をしまして、ウエーブ、高度化センターとそしてウォーターフロント・リジェネレーション・トラストは果たして比較可能な組織がどうかという話もしました。

 

 

 

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